小児歯科

お子様の歯の健康を守る――小児歯科

乳歯が生えそろう12歳くらいまでのお子さまを対象に、「虫歯治療」「虫歯予防」「歯並び咬み合わせを整える処置」などを行うのが小児歯科です。生涯にわたって健康な歯を維持できるかどうかは、その土台づくりをするこの時期にかかっています。

御影駅から通える神戸市東灘区の歯医者「佐本歯科クリニック」では、この時期を将来の健康づくりのために大変重要な時期ととらえ、小児歯科に重点をおいています。お子様と保護者の方には、安心して楽しく通っていただけるような取り組みを行っておりますので、お子様の歯のことなら何でもお気軽にご相談ください。

お子さんを歯医者嫌いにさせないために

ご自身が子どもだったころ、歯医者は好きでしたか? 通院が楽しみでしたか? おそらく、ほとんどの方が「いいえ」とお答えになるでしょう。その理由を思い出してみてください。「親に"痛くない"と言われて連れて行かれたのに、結局痛い思いをした」「無理矢理押さえつけられて治療され、怖かった」「叱られるたびに『歯医者に連れて行くよ!』と言われていた」といった経験が、どなたにも少なからずあるのではないでしょうか。

虫歯治療で痛い思いや怖い思いをしてきた保護者の方は、ご自身のお子様には同じような思いをさせたくないとお考えになるでしょう。そして私たちも、頑張って歯医者に来たお子様に痛い思いや怖い思いをさせたくありません。なぜなら、こどもが「歯医者嫌い」になってしまうことは、将来の健康維持という点でとても大きなデメリットになるからです。

痛くなる前に通うことが大事

症状が進んでしまってからの治療では、どうしても痛みがともないます。そうなると「歯医者=痛い治療をするところ」というイメージが定着してしまい、それを覆すことが難しくなります。しかし、治療が必要になる前の段階、つまりお口のチェックやクリーニングのために歯医者を利用していただければどうでしょうか?

「歯医者=痛い治療をするところ」ではなく、「歯医者=自分の歯をきれいにしてくれるところ・虫歯から守ってくれるところ」というプラスのイメージを持っていただけるようになるでしょう。そうすれば「歯医者嫌い」の方は大きく減り、歯医者通いが楽しみなお子様も増えるはずです。

当院における小児歯科の取り組み

お子様の歯の健康を守りたいとお考えの保護者の方は、小児歯科を得意とする当院におまかせください。お子様・親御様のお気持ちに寄り添いながら、次のような取り組みを行っています。

保護者の方の同席OK
慣れない場所で、見知らぬ人たちに囲まれる――。それだけでお子様は緊張してしまうものです。保護者の方に同席していただくことで、お子様も安心して処置を受けられます。
押さえつけたりしません
器具を使用中にお子様が動いてしまうと危険という判断からお子様を押さえつけて処置をしようとする歯医者もありますが、当院は親御様からのご希望がない限り、押さえつけての処置はいたしません。
お子様のペースに合わせる
歯科医師のペースで処置を進めるのではなく、お子様のペースに合わせて、ゆっくり気長に進めます。時にはお話をしながら、お互いの信頼関係を築きあげながら、お子様自身の取り組む気持ちを大切にします。
スタッフもお子様が大好きです
スタッフが笑顔でお子様をお迎えし、お子様ご自身の治療時間はもちろん、治療中の親御様を待っている時間のお世話もいたします。治療を終えたときのお子様の笑顔が、スタッフの何よりの喜びです。
お子様が楽しく通院できる環境を整えています
  • 赤ちゃんと一緒の通院も安心、「コンビラック」を準備しています。生まれてすぐの赤ちゃんから座った姿勢が好きな赤ちゃんまで、安全に親御様の治療を待つことができます。
  • モニターでテレビを見ることができるので、お子様に喜ばれています。お子様の治療中でも親御様の治療待ちでも、退屈しません。
  • 小さなお子様に診療までの待ち時間を楽しく過ごしてもらえるよう、おもちゃや遊具もご用意しています。
  • 治療をがんばったお子様には「おもちゃ」をプレゼント。がんばりを認められた喜びを感じてもらい、次の治療への取り組みへとつなげていただけたらと思います。

子どもの乳歯を守りましょう

乳歯は永久歯に比べて歯質がやわらかいこと、再石灰化の力も弱いことから、虫歯になりやすいということはご存知でしょうか? しかも虫歯になってしまったら、その進行は大人の歯よりもずっと早いのです。

もし、いずれすべて生えかわるからという理由で子どもの虫歯を軽視しているとしたら、それは大変危険です。将来生えてくる永久歯の健康や歯並びは、乳歯の状態に大きく影響を受けるもの。そのことを理解し、トラブルがないときから歯科医院で予防処置を受けることが、子どもの乳歯を守ることにつながります。

虫歯は身近な大人から感染します

虫歯の原因菌は、生まれたての赤ちゃんのお口の中には存在しません。では、どうやって感染するのでしょうか。実は、赤ちゃんにとって身近な大人が感染源なのです。日々のスキンシップや、家族と同じスプーンや箸を使っての食事などを通し、唾液を介して感染します。これを「母子感染」といいます。

この母子感染を防ぐために大切なのは、感染源である親御様のお口の中から虫歯の原因菌を減らすことです。私たちは、お子様を虫歯から守るためにスキンシップを我慢することをおすすめしません。むしろ思いっきりスキンシップできるよう、日ごろから定期検診を受けるなどして口腔内の環境を整えておきましょう。

お子様の歯を虫歯から守る3つのポイント

point01

歯質を強くしよう
歯の再石灰化を促進し、歯質を強化するはたらきを持つフッ素。歯科医院でのフッ素塗布やフッ素入りの歯みがき粉の使用で、歯質を強くしましょう。

point02

大人が仕上げみがきをしよう
小さなお子様は、自分できれいに歯をみがくことができません。虫歯のリスクを下げるため、大人が必ず仕上げみがきをしてあげましょう。

point03

だらだら食べは要注意
食べるおやつの「量」よりも食べている「時間」が虫歯のなりやすさと関係しています。だらだらと食べさせず、時間を決めておやつを与えるようにしましょう。

佐本歯科クリニックの小児歯科処置

食事指導
おやつや食事の内容、与える時間や食べ方、量などについてアドバイスします。栄養バランスを考えた食事を心がけ、おやつは糖分の多いものではなくせんべいや果物などにして、時間を決めて与え、だらだらと時間をかけて食べないようにして、虫歯を予防しましょう。

ブラッシング指導
同じように見えるお子様の歯や歯並びにも、それぞれ大きな違いがあるものです。当院ではそうした違いを認識していただいたうえで、一人ひとりに合ったブラッシング方法を指導しています。親御様の仕上げみがきについても適切なアドバイスをいたします。

フッ素塗布
エナメル質を強化させる働きを持つフッ素を、歯の表面に塗って浸透させる処置です。フッ素には虫歯菌に対する抵抗力を高め、再石灰化(溶け出したミネラル分が再び歯に吸収される作用)を促す効果があります。

シーラント処理
乳歯や生えたての永久歯は、咬み合わせ面の溝が細く複雑な形状をしているため、ブラッシングだけでは汚れをきれいに落とすことが難しいという特徴があります。その溝をあらかじめ樹脂で埋めて虫歯を予防するのが、シーラント処理です。

小児歯科に関するQ&A

歯はいつごろ生えてきますか?
早い場合は生後4ヶ月、遅い場合は1歳になっても生えないことがありますが、一般的には6~8ヶ月程度で初めての歯(下の前歯)が生えてきます。
歯みがきはいつからやるべきですか?
乳歯が生えてきたら、それが歯みがきをはじめるタイミングです。赤ちゃんはなかなか歯をみがかせてくれないことが多いので、まずは歯ブラシで遊びながら慣れさせるようにしましょう。
母乳と粉ミルクではどちらが虫歯になりやすいですか?
母乳には免疫抗体や抗菌性物質が含まれており、お子様の免疫性を高める作用があるので、母乳のほうが虫歯になりにくいと言えるでしょう。しかし、母乳は粉ミルクよりも不規則な与え方になりがちです。できるだけ時間を決めて与えてあげてください。
おすすめの歯ブラシについて教えてください。
赤ちゃんのお口は小さいので、あまり違和感を与えないようにヘッドが小さい歯ブラシをお選びください。毛先が丸く加工してあるものだとお子様が嫌がりにくくなり、親御様にとってもみがきやすいのでおすすめです。
仕上げみがきのやり方を教えてください。
膝の上にお子様の頭を乗せ、仰向けに寝かせてみがきます。歯ブラシはペンを持つようにして、片方の指で唇を軽く押さえて小刻みに動かしてください。とくに上の前歯の歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目が虫歯になりやすいので、注意してみがいてあげましょう。
子どもが歯みがきを嫌がるのですが、どうすればよいですか?
嫌がるのを押さえるのは逆効果になることがあります。最初は「食べたらうがいをする」「歯ブラシで遊ばせる」といったことからはじめて、慣れさせるようにしてください。大切なのは、食後に歯みがきをする習慣をつけること。親御様が歯みがきをするところを見せてあげるのも効果的です。
指しゃぶりの癖がなくならないのですが……。
5歳以上になっても指しゃぶりを続けていると、咬み合わせや歯並びが悪くなってしまう可能性があります。指しゃぶりがよくないことであること、歯並びが乱れてしまうと将来自分が困ることなどをしっかり教えてあげて、自分でやめようと思ってもらうことが重要です。
子どもが大人の歯みがき粉を使っても大丈夫ですか?
お子様が好むのなら問題ありません。ただし最初に使う歯みがき粉は、子どもが使いやすい甘味料が入っているもののほうが慣れやすいでしょう。

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